マウスピース矯正のメリット・デメリットについて

診療時間	月	火	水	木	金	土	日	祝
09:30 ～ 17:30	●	●	/	●	●	●	/	/

2024年10月17日

みなさま、こんにちは

新子安にある歯医者、新子安駅前おとな・こどもフラワー歯科です。

目次
・はじめに
・インビザラインのメリット

１．審美性が高い

２．快適な装着感

３．食事や歯磨きが容易

４．事前に治療結果が予測できる

・インビザラインのデメリット

１．患者様の自己管理が重要

２．複雑な歯列矯正には不向きな場合がある

３．取り外し可能なため紛失や破損のリスクがある

・まとめ

・はじめに

インビザライン（Invisalign）は、透明なマウスピースを使った歯列矯正治療法であり、従来のワイヤーを使った矯正治療とは異なるアプローチで歯並びを整えます。この治療法は、近年多くの人々に注目されており、特に審美的な理由から人気が高まっています。しかし、すべての治療法にはメリットとデメリットが存在し、インビザラインも例外ではありません。
今回は、インビザラインのメリットとデメリットについて詳しく説明します。

インビザラインのメリット
1. 審美性が高い
インビザラインの最大の特徴は、矯正中でも装置がほとんど見えないことです。透明なプラスチック製のマウスピースを使用するため、口元が目立たず、日常生活や仕事においても人前でのストレスが少ないです。特に、大人の患者や職業柄外見に気を使う必要がある人にとって、この審美的な利点は大きな魅力です。

2. 快適な装着感
インビザラインのアライナー（マウスピース）は個別にカスタマイズされており、患者の歯型にぴったりとフィットします。従来の金属ブラケットやワイヤーとは異なり、口内に異物感や違和感を感じにくく、口の中が傷つくリスクも低くなります。また、装置が滑らかな素材で作られているため、痛みや口内炎が起こりにくいというメリットもあります。

3. 食事や歯磨きが容易
インビザラインは取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際にマウスピースを外すことができます。これにより、食事の際に食べ物が装置に引っかかる心配がなく、好きなものを自由に食べることができます。さらに、歯磨きやフロスも通常通り行えるため、口腔衛生を保つことが容易です。ワイヤー矯正の場合、装置に食べ物が挟まったり、歯磨きが難しくなることが多いですが、インビザラインではそのような問題はほとんどありません。

4. 事前に治療結果が予測できる
インビザラインの治療は、専用の3Dシミュレーションソフトウェアを使用して進められます。これにより、治療開始前に最終的な歯並びの状態を視覚的に確認できるため、患者はどのように歯が動くのかを理解しやすくなります。従来の矯正では、最終的な結果を予測するのが難しい場合もありますが、インビザラインではその不安が軽減されます。

インビザラインのデメリット
1. 患者様の自己管理が重要
インビザラインは、1日20～22時間の装着が推奨されていますが、取り外しが簡単なため、装着時間が短くなるリスクがあります。装着時間が不足すると、歯の動きが計画通りに進まず、治療期間が延びてしまう可能性があります。そのため、患者自身がしっかりと自己管理を行い、指示通りにマウスピースを装着することが重要です。

2. 複雑な歯列矯正には不向きな場合がある
インビザラインは、多くの歯並びの問題に対応できますが、非常に複雑なケースや骨格的な問題には不向きな場合があります。例えば、歯の大幅な回転や大きな移動が必要な場合、あるいは咬み合わせの問題が深刻な場合は、従来のワイヤー矯正の方が適していることがあります。歯科医師と相談し、自分の歯並びの状態に合った治療法を選ぶことが大切です。

3. 取り外し可能なため紛失や破損のリスクがある
インビザラインは取り外し可能なため、マウスピースを紛失したり、誤って破損させたりするリスクがあります。特に食事の際や外出先でマウスピースを外す場合、置き忘れや破損に注意が必要です。マウスピースが紛失した場合、新たに作り直す必要があり、その間に歯の移動が滞ることもあるため、治療が遅れる原因となります。